絶縁ゲート型バイポーラートランジスタ（IGBT）とダイオードダイ

日立エナジーのSPT（ソフトパンチスルー型チップセット）と、損失の少ない改良版（SPT^＋とSPT⁺⁺）は、1200ボルトと1700ボルトで利用可能です。中程度のチップサイズ小型化とより大きなダイ面積により、定格アンペア当たりの出力電力が最大になります。
1200ボルトの代表的な用途は、産業用ドライブ、太陽エネルギー、バッテリーバックアップシステム（UPS）、電気自動車用の電力変換器です。1700ボルトの用途には、産業用電力変換およびドライブ、風力タービンおよび牽引が含まれます。
 新たに導入された1700V SPT⁺⁺チップセットは、世界初の1700Vチップセットで、動作接続温度は最大175℃です。これにより、モジュール設計者は電力モジュールの電力密度を大幅に増加させることができます。